泉福寺について

History沿革

正式名称は法器山智海院泉福寺といい、開山は「玉泉上人」と伝わります。芝・増上寺所蔵の『浄土宗寺院由緒書』によると、創建(開基)は天文20年(1551)とあり、室町後期、織田信長の父・信秀が没した年です。明治15年(1882)10月29日、落雷により本堂・庫裡とも一瞬にして灰になったと記録にあります。そのすぐ後の明治17年(1884)に茅葺きの本堂を再建し、120年間にわたって檀信徒の愛着に応えてきました。現在の本堂は、開基450年記念事業として建設され、平成14年(2002)に竣工しました。

昭和5年 旧庫裡の上棟式

昭和25年 第28世晋山式のお練行列

昭和32年 旧本堂

昭和58年 山門・塀・参道敷石・合葬墓等の完成

Main image本尊

泉福寺の本尊は阿弥陀仏で、江戸中期の作と推定されますが作者は不明です。印相は、阿弥陀仏が結ぶ来迎印(らいこういん)のうち、第一指(親指)と第二指(人差し指)を捻る上品下生印(じょうぼんげしょういん)を結んでいます。両脇には、慈悲をつかさどる観音菩薩と智慧をつかさどる勢至菩薩が従います。

About Jodo Shu浄土宗の教え

(法然上人)

宗祖:法然上人(源空)

開宗:承安5年(1175)

本尊:阿弥陀仏

教え:阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う信仰です。

お経:お釈迦さまがお説きになった『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の三部経をよりどころとします。

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